まるめがね

ズボラ建築学生によるパースの描き方#遠近法とは

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こんにちは!まるめがねです!

今回は「ズボラ建築学生による パースの描き方」として、「遠近法」のお話をしていきます!

遠近法には3種類ある

大きく分けて「線遠近法」、「重ね遠近法」、「空気遠近法」があります。

遠近法を用いることで、奥行きが生まれます。

今回はパースを描く上で一番よく使う「線遠近法」を詳しくご紹介します。

遠近法で奥行きのある絵が描ける

物は遠くになるにつれて、小さくなる(ように見える)。

これは感覚的に感じることではないでしょうか?

線遠近法では、これを紙上で表すことができます。

例えば、下の絵のような連続窓があるとしましょう。

奥にいくにつれて、どんどんと窓が小さくなり、さらには窓と窓の感覚が狭くなっているのがわかります。

ではここで、窓の上部と下部をそれぞれ直線で繋いでみましょう。

そうすると、ある一点で線が交わります。

この点を「消失点」と呼びます。奥行きのある絵は、だいたいが消失点を持っています。(点の数は各絵で異なります)

そしてその点から、X軸に平行に引いた直線、これが地平線になります。言い換えると目線の高さですね。

この消失点と目線の高さを使うことで、奥行きのある絵を描くことができます。

消失点の数によって、描ける絵は異なります。

それを次にお話します。

「一点透視図法」は部屋の中や廊下を描くときに

消失点がひとつの場合の遠近法を用いた図法です。

キューブを一点透視で描いてみると…

こんな感じになります。

部屋の中や廊下を描く時によく使われます。

建物の外観を描くのに向いている「二点透視図法」

消失点がふたつの場合のものです。

キューブを二点透視で描いてみると…

こんな感じになります。

建物の外観を描くのに向いています。

見上げる・見下ろす表現ができる「三点透視図法」

消失点がみっつの場合のものです。

キューブを三点透視で描いてみると…

こんな感じになります。

アオリ(対象を見上げる)やフカン(対象を見下ろす)を表現できます。

ふぅ…笑 正直こんな話されても面白くないですよね笑

ということで、今回はここまでにします!笑

まとめ

今回の記事で大切なのは…

①遠近法には「線遠近法」「重ね遠近法」「空気遠近法」がある

②線遠近法は消失点と地平線を持つ

③線遠近法には「一点透視図法」「二点透視図法」「三点透視図法」がある

④一点透視図法は消失点がひとつ。室内を描くのにおすすめ

⑤二点透視図法は消失点がふたつ。外観を描くのにおすすめ

⑥三点透視図法は消失点がみっつ。アオリやフカンを表現できる

です!

長い…長いですね…

でも、これさえおさえていれば、適切な方法でパースを描くことができます!

次回はProcreateの基本操作についてお話します!

ではまた!

今日のパース紹介

▽一点透視図法で階段を描いたよ

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徳山高専
まるめがね

ズボラな人でも描ける建築パースの描き方を発信していきます。邦楽ロックオタク・声優オタクで、イラストを描くこととピアノを弾くのが好きです!よろしくお願いします。

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