目次
■はじめに
落としたと思っていた単位がギリギリで取れてあて舞い上がっている高専生、夏㌨です。
もうすっかり秋ですね。
夏休みも終わって勉強や資格取得、進路について考えている人も多いのではないでしょうか。
今回は「土木技術検定試験」についてお話したいと思います。
■土木技術検定試験って何?
土木技術検定試験とは…
「土木工学に関する基礎的な知識や土木技術者としての素養をどの程度有しているか確認するための試験」です。
エントリーシートへ試験結果の記載を求める会社が増加していて就職活動に活かせる試験でもあります。
工業英語や数学、物理、技術者倫理などの基礎問題から10問。
①土木材料・施工・建設マネジメント
②構造工学・地震工学・維持管理工学
③地盤工学
④水工学
⑤土木計画学・交通工学
⑥土木環境システム
この6つの専門分野から60問、計70問を2時間以内に解いていきます。
出題範囲だけ見ると難しそうですが、高専で習う土木関連分野に配慮して専門分野の問題が設定されているので「これ授業で見たことある!」という問題がたくさんあって楽しいです(*^^*)
土木技術検定試験を受験した時に1番感動したのは何度でも挑戦できることです。
年に数回しか受験できない英検や漢検とは異なり、土木技術検定試験は受験料約6000円を支払いさえすれば年に何度でも受験することができます。
しっかり勉強していても緊張や凡ミスで検定試験に不合格になってしまうことはあります。
でもこの制度のおかげで、ある程度勉強しておけば後は金の暴力でどうにかなります。
このパワープレイが許されている感じが私はとても好きです。
■勉強の仕方
土木技術検定試験の勉強には土木技術体系化研究会が編集を担当する「土木技術検定試験 問題で学ぶ体系的知識 改訂版」の本を利用するのが個人的におすすめです。
「土木技術検定試験 問題で学ぶ体系的知識 改訂版」
本の解説にはなぜその答えが正解なのか、間違いなのかが丁寧に書いてあるので、読み込むことでその問題だけではなく少し広がった知識も得ることができるからです。
しかし本の分厚さや難問などに足を取られてやる気がなくなってしまうことはあります。
この本の総ページ数はなんと418ページ。
1人で進めているとまだこれだけしか進んでいないのかと何度も心が折れそうになりました。
最後の20ページが問題ではなく土木技術検定試験を受けた人からのアドバイスだと分かった時の感動は今でも覚えています。
試験はお金さえ払えばが何度でも挑戦できるので、ポジティブな気持ちで友達と問題を出し合いながら解き進めていく方法が私には合っていたように思いました。
また、習ったことがある問題でも解き方を忘れて解けないことがたくさんあったので、先生は積極的に巻き込んで教えを乞うといいと思います。
■試験を終えて
土木技術検定試験は少しの努力と金の暴力でどうにかなるといいつつ…。
6000円を無駄にしたくない私は目の色を変えて約1ヶ月勉強したおかげて何とか1発で合格することが出来ました。
学校に申請すると単位をGETできたのでそこも学生の大きなメリットのひとつになるのではないかなと思います。
毎日休みなく1ヶ月間、先生や友達を巻き込みながら勉強に明け暮れた時間も今となっては楽しい時間だったと感じます。
みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね(* ̄▽ ̄)ノ~~