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TOEIC385点だった高専生が1年で725点までスコアアップした勉強法【導入編】

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何をしていいか分からない人のために

高専で学生生活を送っている皆さんが、学校でよく聞く言葉のひとつに「TOEIC」があると思います。

高学年になればなるほど聞く時間も多くなり、TOEICを勉強したり受験したりする機会が増えていきますが、なぜTOEICが重要なのか、どのように勉強したらいいのかわからない学生は多いのではないでしょうか。

私自身、TOEICが大切だとよく聞いていたもののどうすれば良いのかわからず、勉強に手を付けるのが遅くなってしまった自覚があります。

今回は、私がTOEICのスコアを上げるためにした勉強法を紹介したいと思います。
ただし、当たり前ですが自分に合った勉強法は人それぞれなので、あくまで一例として参考にして頂けたら嬉しいです。

なぜTOEICが必要なのか

勉強法を紹介する前に、軽くTOEICがなぜ必要かについて説明します。
主にまだTOEICに触れていない低学年向けの説明になるので、授業などで聞いたり自分で調べたりして知っている学生は飛ばしてもらって構いません。

TOEICとは、主にビジネスな場面で用いられる英語の能力を測定することができる英語試験です。
このスコアは大学の編入学試験や高専専攻科の入学試験での合格基準や英語能力の評価、企業が求める人材の基準などに用いられています。

TOEICについて

TOEICの試験はレベルによって「TOEIC」と「TOEIC Bridge」の2つに分かれており、それぞれ聞く・読む力を測る「Listening & Reading Test」と話す・書く力を測る「Speaking & Writing」があります。

大きく分けて2つに分類される

TOEIC Bridgeの方が初級者~中級者向けとされており、スコアが一番用いられているのは「TOEIC Listening & Reading Test」です(990点満点)。

例えば、函館高専専攻科の学力試験であれば〇〇点で満点換算、北海道大学の学力試験であれば600点で8割換算とされています。

企業から求められるスコアは上昇傾向

また、企業が学生を採用する際に求めるスコアは上昇傾向にあるとされており、だいたい550~600点と言われています。

全ての企業や大学でTOEICのスコアが必要な訳ではありませんが、受かるためにスコアを必要とする企業や大学は増えており、スコアを自分のアピールに使うこともできるため、就職希望の学生も進学希望の学生もTOEICのスコアを持つことが大切であると言われています。

さて、説明はここまでにして、ここからは私のTOEICとの格闘について話したいと思います。

英語は得意じゃなかった私が、約1年で700点台に

まず私は、3年生の夏から本格的なTOEICの勉強を始め、4年生の冬にスコア725点を取ることができました。

そのため700点前後までを目指す学生には多少参考になると思います。

それからもう一つ、はじめに主張しておきたいのは、私は最初から英語が得意だった訳ではないということです。

定期試験では全教科の中で英語の点数が一番低かったりもしましたが、そんな私でもこのスコアを取ることができました。

必要なのは「英語力」と「TOEIC力」

ここからは完全に私の持論になりますが、TOEICのスコアを上げるためには単純な「英語力」とTOEICを解くための特殊な能力である「TOEIC力」が必要であると思っています。

もちろん自身の英語力のみで高スコアを取る人もいますが、TOEIC対策を何もせず受験してある程度の高スコアを取れる人がTOEIC力を身につけたら、さらに高スコアを取るのではないかと思います。

私の言う「TOEIC力」とはTOEICで点を取るためのコツみたいなもので、いろいろな場所で既に語られているものとほぼ同様ですが、後ほど説明したいと思います。

自分の英語力に絶望

私が初めてTOEICに触れたのは、3年生の前期に取った英語の必修外科目でした。

TOEICという名前のみを知っていた状態の私はここで初めて中身を知り、英語の聞き取れなさ・読めなさに絶望します。

前期のみの教科だったため、私はこの半年でまず英単語帳「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」に収録されている1000語を全て暗記しました(授業で毎回単語テストがあり、9割超えないと帰れないという制度がありました)。

初めてのTOEICは385点

しかしそれ以外は週一の授業以外は何も勉強せず、夏休み初日に初めてTOEIC IPを受験しました。単語力でスコアを取れるはずもなく、結果は385点でした。

流石に危機を感じ、3年生の夏休みに本格的な勉強を始めました。

ある先生のご厚意で学校を開けていただけることになり、朝9時半から夕方4時までTOEICの勉強、そのうち午後1時から3時までは公式問題集を解くという生活を約6週間続けました。

夏休みの1ヶ月半で約200点のスコアアップ!

先生にコツや勉強法を教わりながら毎日英語に触れ、夏休みの最終日に受けたTOEIC IPで590点を取りました。

目標だった600点には届かなかったものの、一か月半で約200点スコアを上げることができました。その後も1か月TOEICのみを勉強する生活をし、ここで660点に到達しました。

冬休みに集中して勉強。725点へ

大学編入を目指していることもあってTOEIC以外の勉強もし始めたり、新型コロナウィルスの影響でTOEIC受験ができなくなったり、ブランクが一年ほどあったのち、4年の秋にまたTOEIC対策を始めました。

冬休みはまた学校で朝から夕方まで勉強し、冬休み明けの1月のTOEIC OPENで725点という結果を出せました。編入で足切りにならない程度のスコアは得られたと感じたので、私の高専でのTOEIC学習はこれで終了となりました。

まとめ

1〜2ヶ月集中して勉強するのがおすすめ

ここまで、私のTOEIC勉強の流れをざっくりと説明しました。

1週間に一度の授業に出たり、ただ1週間集中的に勉強したりしても、TOEICのスコアはなかなか上がらない、ということをわかって頂けたら嬉しいです。

私はどこかのタイミングで一度、1か月や2か月TOEICに費やすことをお勧めします。
長く細く続けるよりもスコアを取りやすいと思います。

また、高学年になるとTOEICに割ける時間がなくなっていくと思うので、低学年のうちに気づいて勉強を進めることが大切です。(私は勉強を始めるのがかなりギリギリだったと感じています)

後編では、より具体的な勉強法を紹介していきたいと思います。

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函館高専
*ちひろ

初めまして。函館高専で白衣を着て化学と格闘する日々を送っている女子学生です。
真面目な高専生活を送りたい、で突っ走って生きています。
勉強、試験、課題、実習、受験。。。
高専生のタメになる記事を書きたいと思っているのですが……(実態は?)

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