きんつば

留年しないための勉強方法

  1. 学校生活
  2. 学習法

「君は部活動に十分に打ち込んでいない。顔が真っ赤になるまで練習してみなさい。」
「試験ならもう十分に真っ赤ですよ?」

以上のやり取りは自分が部活動の中で実際に見たものだ。

高専という学校は赤点が60点になっていて、油断しているといくつもの科目が落ちていって、下手をすると留年、最悪の場合退学というコンボになってしまう。

こういう実にシリアスな問題に頭を悩ませすぎた人たちが言い出したのかはわからないが、 留年、退学をしない為の研究を、既存の学問の名称に引っ掛けて『留退力学』と呼ぶ人たちが現れた。

…などと言ったが、最後の『留退力学』成立の話は完璧な創作である。

しかし言葉自体は存在していることから分かるように、高専生の留年退学の話は鉄板ネタとなってしまった。

見ている分には笑えるネタなのだが自分がそうなってしまったら笑えない。

そうならない為にも勉強しないといけないが、画面の前の現実逃避中の皆も頭でわかってはいても体が動かないという経験は数え切れないほどしてきただろう。
勉強は始めるまでが大変なのだ。

「サボらせない」勉強方法

そこで今回は、サボらせない事に重点を置いて勉強方法を書いていこうと思う。

ただ、これはほぼ自らの経験によるものであって、万人に使えるとは限らないことをあらかじめ断っておく。

また、今回は勉強をするまでの道のりを書くのに重点を置くため、勉強そのもののコツには触れないので、勉強そのものの近道を探している人にとっては有益な情報を示す事は出来ない。

今すぐ電源を切れ!

ここまで読んで感化されて、課題を用意してさあやるぞという人がいたらこのパソコン、スマホをシャットダウンして頂きたい。

こんなページを途中まで読んだ状態で課題に手を付けても、すぐに続きが気になって、またここに帰ってきてしまうだろう。

執筆者としては再度閲覧してくれるのは万々歳だがこれではまるで意味が無い。

別に自制出来るなら自分から離れた場所に置くとかでもいいのだが、通知が来ようものなら課題の手を止めてしまうだろう。

ならここはアナログに電源を切ってしまおうということだ。

(高専の問題集。こいつの問題は公式に解答解説がなく、ネットで有志の解説を見るしかない≒スマホを嫌でも使ってしまう事)

ここまででもまだ机に向かうことができないという人達は大勢いるだろう。

お菓子と飲み物を用意

では次は勉強机にお菓子と飲み物を用意して、食べるついでに課題に取り組もう。

一見すると目的が逆転していて、これでは手に付かないのではないかと心配されそうだが、基本的に高専で出される課題は、“自分の考えを表現する為に書いている”という事は概ね一致している。書くより前に必ず頭を使うのだ。

つまり課題を解く過程の最初の方は書かなくても問題ないことが多いので、お菓子を食べながら考えることができる。

では何故お菓子を食べる必要があるのかという話だが、理由は大きく分けて二つある。

食べる「ついで」から入ろう

一つ目は、勉強への敷居を下げることが目的だ。

平日の授業が終わり、やっとのことで家に帰ればもうヘトヘトだろう。

そんな状態では自分にご褒美を与えつつ、自分を騙しながらでないとモチベーションを維持し続けるのは困難だ(“食べるついでに課題に取り組もう”と表現したのはそういう側面もある)。

「噛む」ことで集中力アップ

二つ目は、「嚙む」という行為は集中力を高める効果があるからだ。

『メジャーリーガーは集中するためにガムを嚙む』というのはこの手の話題でよく出てくるが、論文もいくつか出て、実際に効果があることが立証されている。

机の上の写真

さて、この位の時間になると、勉強を始めたはいいけど、ゲームがやりたくて仕方ない人とかも出てくるのではないか。

勉強が終わるまでは我慢、となるかも知れないが、そんな事ができるのならもうやっている事であって、なんとなく誘惑に負けつつも罪悪感だけは持って悶々とスマホをいじる、ということは一回はやったことがあるだろう。

勉強は後回し!?

ではどうすればいいか?ならばいっその事、罪悪感を忘れて先に遊んでしまおう。

それこそ本末転倒だと思われるかもしれないが、これにも実体験に基づく理由がある。

罪悪感とともにスマホをいじるのは非効率

スマホを手に取ってしまっても、罪悪感を持ったままだと思いっきり遊ぶのは控えて、ネットサーフィン程度に抑えていつでも戻れるように体制は整えるのだ。

ただ、心からやりたくないと思っているので、なかなか踏ん切りがつかずに罪悪感をもったまま長々とスマホを弄ってしまう。

そんな状態では対して気分転換はされないので、結果的に効率の悪い休憩方法になってしまう。

惰性でスマホを弄り続けるくらいなら気分転換と割り切って、100人でバトルロイヤルをしたり、トレーナーとしてウマを育成したり、提督として暁の水平線に勝利を刻んだりした方が気分もスッキリするだろうという事だ。

(ちょっと休憩。)

メジャーな勉強方法を紹介しても今更需要がないと思ったので、恐らくだれもやってないと思われる。自分の勉強方法を紹介させていただいたがどうだろうか。

最後になるが、勉強方法は千差万別で、人によって最善の方法は異なる。是非とも自分で色々と検証して、最善解を見つけるように頑張ってほしい。
 

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函館高専
きんつば

海風が吹き付ける丘の上で勉学に励んでいる高専生です。
吹奏楽部でチューバを担当(今のところ)してます。
学校以外でチューバを吹けないので、休日にはゲームをしたり、紅茶を嗜んだりしてます。
今後はゆるーいテーマから真面目なテーマまで取り扱ったりしたいと思います。
これからよろしくお願いします。

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