ドゥ氏はなんと今年で高専5年生!
そう、卒業研究に追われる年代です。
卒業研究って大変ですよね。
特に中間発表。
うちの研究室はスライドに関して結構厳しく見られるので、いつも血反吐を吐きながらスライドを作っています。
でも、そのおかげで色々スライドの作り方について知見が広まったので、これを参考にスライドを作ったみなさんが「良いスライドだね」と言われる未来を願って、お話させていただきたいと思います。
目次
良いスライドってなんだろう
とにかく見やすい・読みやすいスライドだと思います。
研究発表なので、デザインやアニメーションは華美にならないようにするのが鉄則ですが、逆に何も工夫をしないとやる気のないスライドになってしまいます。
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さて、これからその「良い感じのスライド」について語っていくわけですが、その前にお断りを入れておきます。
スライドに関するこだわりに関して、研究室ごとに色々と宗派があるので、これが正しいというわけではありません。
一つの参考として見てください。
スライドマスターを使おう
これは社会人になっても使えるスキルのようなので、是非覚えていってください。
スライドマスターとは
普段、スライドのデザイン作る時ってみなさんどうしてます?
なんとなく、デザイナーから提案されたやつを使っていたりしませんか?
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「スライドマスター」とは、スライドのデザインテンプレートを作成する機能です。(「表示」→「スライドマスター」を押すことで編集ページに行くことができます)
これを使うことで、作業効率が上がる他、一度作ってしまえば何回でも使いまわせるのでめっちゃ楽です。
ちなみに、ドゥ氏の研究発表スライドのマスターはこんな感じ。
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スライドマスターのコツ
スライドマスターに必要な要素はこんな感じ。
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もちろん、スライドで個性を出すならここしかないので、良い感じのデザインを模索してみてください。
その他のコツ5選
1.文は短く、単語の途中で改行しない
文字だらけのスライドって読みたくないですよね。
あと、単語の途中で文が改行されると読みづらいので、キリの良いところで改行しちゃいましょう。
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2.強調したいところを明確にする
スライドの中で強調したい部分を色や下線などを使って目立たせましょう。
このとき、スライド内で強調するところは1~3個程度にするのがコツです。
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3.フォントの選び方
デフォルトのフォントは読みにくいので、別のフォントにしましょう。
基本的にゴシック体がいいです。
ドゥ氏の研究室では「MSゴシック」が推奨されています。
4.色の選び方
まず、あまりにも薄い色は絶対に使わない方がいいです。
プロジェクターによっては白飛びして何も見えなくなります。
原色も多く使い過ぎると目が痛いスライドになってしまいます。
特にスライドマスターでは使わない方が良いです。
ちなみに、最近の流行りとして「くすみカラー」というのがあるらしいです。
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5.アニメーションは使わない
研究発表において、アニメーションは基本いらないです。
後で表示したいものがある場合は、スライドをコピペして作りましょう。
理由は、資料を印刷する可能性のある研究発表では、アニメーションを使うと資料として成り立たなくなる可能性があるからです。
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最後に – 早めに作るって大事だよ
ここまで読んでみて、始めて知れたことはあったでしょうか?
何かみなさんの役に立つ情報があれば幸いです。
さて、最後にみなさんにスライドを作る上で最も大切なことをお伝えします。
それは――「早めに作り始めること」です。
思っているより、研究発表のスライドを作るのは大変です。
学会で発表するとなればなおさら。
よほど適当な研究室でなければ、確実に先生からスライドを直されます。
期限ギリギリに作り始めて、先生に怒られながら徹夜でスライド作り……なんてことにならないよう、早めに作りましょう。
スライド作り、一緒に頑張りましょうね。